開田の駄載技術の保存

 

 平成19年1月18日、開田高原木曽馬乗馬センターにおいて、今では見ることも無くなってしまった木曽馬への
駄載について、撮影をおこないました。これは18年度に日本馬事協会の助成を受けて行っている「木曽馬に関す
る文化財調査」の一環で昔の技術(無形文化財として)を後世に残していこうというものです。
 実演者には以前木曽馬乗馬センターに勤務していた開田高原在住の方にお願いし、馬は木曽馬乗馬センターの
空(そら)号を使用しました。
レクチャーを受けるつつ昔の話を聞くYさん      
 荷鞍をつけたところに以前撮影にも使ったことのある
カマス(中見は本当は塩なのですが籾殻が入っていま
す)を付けてみる
 縛り方については各家によって違うらしく、今回は
このような感じでした。私が以前見た縛り方とはや
はり違いました。
 縛り方によって荷がずれてしまったりすることもあ
るし、馬によっても鞍持ち(ずれやすさ)が違うのす
が、今回の馬は鞍持ちが良いようです。


この後、干草の縛り方などもレクチャーを受けましたが、冬の為現物が無く、腕を草に見立てて縛ってみたりしました。
 このほかにも昔の農耕についてなどもお話をしていただき、今春開田小学校でぜひ試してみたいと・・・教育委員会の
Iさんとも話したところです。このシリーズでいろいろと撮影し、VTRで残す予定になっています。

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