20年度開田小学校馬耕体験について

 昨年に続き今年も木曽馬の里に程近い開田小学校において木曽馬による馬耕体験が行われました。
 今年は、馬耕を見せるだけでなく、実際に児童らに体験してもらうことになり、事前に一度乗馬センター
内の畑にて練習を実施、本番に臨みました。
 当日は、田んぼ作業の担当父兄らも参加。児童らと共に体験をしました。

 当時は女性がひとりで鋤と馬を一緒に操り田起こしをしたこともあったとか・・・。
 馬をゆっくり歩かせることも難しかったようですが、鋤の操作(深く入りすぎたり、左右に振ってしまったり)が
さらに児童や参加した父兄らも難しいと体験の中で感じました。
 今回の馬耕に使用した鋤は3年ほど前から行っていた「木曽馬に関する文化財調査」の中で、町内の日義
地区Tさん宅から発見されお預かりしたものです。昨年使った鋤よりも年代が新しいようで、鋤身自体肉厚で、
金具や調整ヶ所も前回使ったものよりも良いできになっていました。
 児童らが体験したのは、馬を引くこと、先生や父兄らと鋤を持って耕すこと、そして馬の力がどのくらいある
かを自分達で鋤を牽いてみて感じることです。
 先ほど書いたように馬や鋤を扱うことやが難しいのはもちろんですが、馬が牽いている鋤を実際に子供達で
2人、4人、6人と人数を増やしていきながら牽いていき4名でやっと牽けたのですが、6人で牽いても馬の起
こしている深さの約半分くらいしか起こせなかったことで馬力のすごさを感じてもらえたのではないでしょうか。 

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