木曽市場における現在の木曽馬の価格(17年12月13日)

 平成17年12月13日、木曽町福島伊谷にある木曽家畜市場に木曽郡上松町産の木曽馬1頭が上場しました。飼育されている方が市場に出すのは今回が2回目で、前回は2年前の同じ12月の市場でした。今回出た馬は木曽馬種の当歳雄馬です。年末の市場とあって牛の数はいつもより多い中、せりの順番は一番最後なのではじめは繋がれるのを嫌がっていた仔馬も次第におとなしくなってきました(首を下げて寝ている感じのときもありました)。

 午後2時半ごろようやく子牛300余頭のセリが終り、成牛のセリが始まりました。飼い主の方はセリ場の入り口に仔馬を連れて行きます。
馬が市場に出ることは珍しいので、上のように繋がれているときも、セリ場の入り口につれてくるときもいろんな人が声をかけてきます。「いくら位だ?」「雄か雌か?」「どこの馬だい?」などなど、今は牛を飼っているが昭和40年代までは馬を飼ってたなんておじさんも居ました。

 いよいよセリ場に入ります。一緒に写っている牛は成牛の一番最後のセリ牛です。牛のセリも終りにかかっているので、席に空席も目立ちます。
 セリ人も「この後には木曽馬が控えています」なんて言ってますが、基本的には牛を買いに来ている人たちなので牛が終わればさっさと席を立つんでしょうね。
 開始値は始め50000と掲示板に出ましたが、結局10000スタートです。

 ボタン式のセリなので一気に金額は上がっていきます。10万、15万、20万、23万このあたりから数字が上がるのがゆっくりになります。写真は27万4千円のときの物

 最終的には27万9千円まで上がりました。前回出たときは26万8千円でしたので、少し上がりました。この数字がなんだかんだ言っても馴致されていない木曽馬の値段なんでしょうね。落札したのは長野県で牛を飼っている方で、遊びで飼うために競り落とした言っていました。

以上木曽市場レポートでした。

木曽馬ニュースTOPに戻る