木曽馬の活用  (木曽馬を使った農耕)

木曽馬のふん尿を6ヶ月以上堆積し(切り返しは週1回程度)、堆肥を作りました。複数の畑を造成し、
堆肥を散布後に「春草」を使って耕しました。畑にはナス科野菜(ナス、ミニトマト、パプリカ、ジャガ
イモ)、アブラナ科野菜(カブ、ダイコン、キャベツ)、セリ科野菜(ニンジン)、ウリ科野菜(スイカ、
ズッキーニ、カボチャ)などを栽培しました。

(1)木曽馬のふん尿で堆肥づくり
(2)春草で耕す
(3)収穫(ダイコン、カブ、ニンジン他)
(4)調理(サツマ汁、カブの漬け物 他)


この研究をした感想

「春草」を畑に連れて行き、すきを引かせるのは思ったより難しかったです。トラクタならすぐに終わるのにと考えな
がら、馬で畑を耕していた苦労がわかりました。堆肥の成分を畜産環境技術研究所で調べてもらい、窒素、リン酸、カ
リウムなどの成分量を知ることができました。堆肥区と対象区(堆肥なし)のダイコンの栽培をすると堆肥のダイコン
の収量が20%高くなりました。ミニトマトの糖度は堆肥区のものが高くなったと思います。しかし、屈折糖度計で調
べてないので、来年度はしっかり調査したいです。朝、トウモロコシを収穫しようと思って畑に行くと、トウモロコシ
100株以上が一晩で「ムジナ」に食べられていてショックでした。キャベツは全て青虫に食われました。無農薬栽培
の難しさを実感しました。学校で栽培した米とこの畑で収穫した野菜を使って収穫祭ができたことが楽しかったです。
来年度は今年の失敗を踏まえてさらに頑張りたいと思います。

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